男はパンツをかぶっていた。
正しくはブリーフだ。
それはまるでマスクのように、男の顔面を覆っていた……。
「どういうことなんでしょうね? 穂積探偵」
穂積探偵がマスク状のパンツをはぎ取ると、苦悶の表情が現われた。
と、同時にものすごい臭気がホールに充満する。
「わかったよ、羽戸くん。 これは事故だ。
かぶったパンツがあまりにも臭かったため、息を止めているうちに気を失ってしまったんだろう」
「さすが、穂積探偵」
白いマットのジャングルで、一人のレスラーを襲った悲劇。
レスラーの名はパンツマスク。
異臭を振りまくパンツマスクの素顔に、
相手コーナーのレスラーがザバリと水をぶっかけた……。
以前に「おかしな凶器」を募集した際、たくさんのアイデアをいただきました。
ありがとうございます。 ようやく作品にすることができました。
えっ? い、いえ、ふざけてないッスよ。マジメに書きましたw